まえがき
近頃、AI関連の情報が錯綜してますよね。バイブコーディング、AIエージェントも含め、自分なりに初心者むけに整理してみました。
※これは上級者向けの厳密な技術解説ではなく、初心者の方が全体像をつかむための整理として読んでいただければと思います。
※この記事は2026年8月時点での、私の理解と実践にもとづく整理です。AIツールの名称や機能は変わることがあります。
最近のAIの話の整理するよ
AIの進化が目覚ましい今日このごろ。
AIって、出始めの2024とか2025年初頭は、ChatGPTに複雑な相談をしても回答してもらえる!程度のことだったと思うんですけど。
それがいま、バイブコーディングとか。AIエージェントとか。自動化とか。そげな話もでてきていますね。Claude CodeとかCodexとか。AI社員とか。
私の同年代(シニアとかミドル・シニアとか)のみなさん!
いや、年齢にかかわらず、普段から忙しい皆さんで「ちょっと、AIに触ってみようか」と思い始めたばかりの人たち!
錯綜する情報に「わけがわからん!」となっていないでしょうか。
私は幸い「定年女子」で、AIも、時間が許す限り、試してきました。「なんじゃこりゃ」と悩みながら段階的にAIを試してきたので、多少は初心者の方の気持ちがわかるかも、です。
そこで初心者さんむけに「今さら聞けないAIの話」を書きたいと思います。
どんなときに何を使うか…というような「AI活用の地図」のイメージで。
長い話なので、2回に分けようかと思ったけど、1本記事でいきます!
私から見たAIの分類(段階別・用途別)
今日の記事は、わたしのAIとの遭遇を段階的にたどる形でお話しますね。
まず6つのステージに分けて話したいと思います。
前半では、検索、チャットAI、NotebookLM、カスタムAIのように、相談・整理・文章化に使うAIを扱います。
後半では、バイブコーディングやAIエージェントのように、AIに実際の作業や開発まで進めてもらう使い方を扱います。
AI活用アプローチの体系的分類
【情報の検索・収集】 ─── 1. 検索エンジン(AI以前)
【汎用テキスト対話】 ─── 2. チャットAI(ChatGPT, Gemini, Claude)
【知識・文脈の限定】 ─── 3. NotebookLM(信頼できるソースのみ参照)
【定型ワークフロー】 ─── 4. カスタムAI(GPTs / Gems)
【ソフト開発・構築】 ─── 5. バイブコーディング(言葉でアプリを作る)
【自律的なタスク遂行】─── 6. AIエージェント(目標を与えて自動達成させる)
では、順番に見ていきます。
1. 検索エンジンで検索 【情報の検索・収集】
まずAI以前の話から。
概要:
検索エンジンで、Web上の一次情報や最新リンクを探すこと。ツール名:
GoogleやBingやYahooなどの検索エンジン説明:
何かを調べたい時、スマホやPCで、Googleや検索エンジンにキーワードをいれて検索しますよね。汎用のAIが登場する前は、ネットで何かを調べる場合、これが主なスタイルでした。今も、直接的にピンポイントでなにかを確認する時には便利です。注意点:
検索エンジンの結果は、そのキーワードでみたときに、より多くの人が閲覧したページが一番上にでてきます。また、広告料を払っている記事もトップに来ます。必ずしも、あなたにとって最も有益な情報が最初のページの一番上にでてくるとは限りません。
2.チャットAIに相談 【汎用テキスト対話】
2025年頃から盛んになってきた、AIの初心者向け機能といえばこちらです。一般的に「AIを使う」というと多くの場合これではないでしょうか。
概要:
対話式のAIと、1対1で自由に対話し、文章作成、アイデア出し、要約などをしてもらう。毎回、その時の要望を、文章で入力する。かなり複雑な相談もできる。文章は指示文(プロンプト)という。ふつうの文でよい。コツ:
質問する内容によって、AIに役割(あなたはどういうプロフェッショナルな人か)を与えるといいです。例えば、英語の勉強法の相談なら、「あなたは日本人の英語の初級の学習者に◯◯を教えることが得意なネイティブの英語の教師です」など。AIはネットにある膨大な情報からそれらしい回答を拾ってきて、いちばんそれらしい回答をいうだけなので、役割を与えるとそれにふさわしい情報を探すのです。主なツール名:
主なツール名: ChatGPT(OpenAI社)、Gemini(Google社)、Claude(Anthropic社)など。
→ 補足: 2025年初頭は、対話よりもリサーチに特化したものとしてGenspark、Perplexityなども注目されていた(出典元を明示してレポートにして出してくれる形)。現在はそれぞれ複雑に機能が増えている。ハルシネーション:
この対話式のAIの話題につきものなのが「ハルシネーション」です。AIが集めてきた情報を総合的にまとめてそれらしい回答を作成する際、推測で事実とは異なる「うそ(正確でない情報)」を混入させてしまう現象を指します。AIは「間違いを悪びれず堂々と本当のように話す」性質があるため、重要な事実確認(ファクトチェック)は人間側で行う必要があります。事例:
これはわたしが大阪万博のことで具体的な相談をなげかけた例です。
大阪万博!お年寄りに一番やさしい行き方は?
3. NotebookLMに相談する 【知識・文脈の限定】
ハルシネーションはイヤ。あるテーマについて、自分が参照させたい情報だけをもとに、考察したり新しいアウトプットを作りたい!というときに。
概要:
自分が用意した資料だけを根拠(ソース)にして、AIに分析・回答させるツール。自分の資料とは、自分が用意した文字の文書、PDF、Webページ、Googleドキュメント、音声等などを含む。ツール名:
NotebooLM(Google社)多岐にわたる出力:
根拠にした情報をもとに、様々なアウトプットを作ってくれる。
・対話での回答:チャット欄に質問や依頼を書いて回答させる方法。膨大な政府の資料を添付して「◯◯の人むけの補償制度は?」と探してもらうなど。ソースをもとにエッセイ等を書かせることもできます。
・多様なコンテンツ展開で回答:あらかじめ、複数のコンテンツ展開が準備されていて(音声解説、スライド資料、動画解説、マインドマップ、レポート、フラッシュカード、クイズ、インフォグラフィック、データテーブル)、自分のソースをもとに、要約コンテンツなどを作ることができます。例えば「音声解説」を選ぶと、ソースをもとに数分間の対話劇が生成され、要点を音声で聞けます。
補足:
自分自身にソースの資料がないときは、NotebookLMにキーワードを入れてネット検索してもらい、その資料群から選ぶこともできます特徴:
外部の知見やAIの思い込みを排除し、「指定した資料に何が書いてあるか」を厳密に整理・対話できる。論文の解読、社内マニュアルの参照、会議録の整理に最適。試験勉強などにも使えます。ハルシネーションをかなり抑えやすい:添付した資料に回答がなければ、推測で回答しないので、ハルシネーションは少ないと言えます。逆に、資料に誤りがあれば、そのまま誤った情報をもとに回答がでてきます。
事例:ご参考までに。
4. 定型指示のカスタムAI 【定型ワークフロー】
概要:
「いつも同じことをChatGPTやGeminiに頼んでいるなあ」と思ったらこれ。繰り返し使う「指示文(システムプロンプト)」や「参照ファイル」をあらかじめ保存し、専用ツールとして固定化するもの。主なサービス別:
GPTs:OpenAI社 (ChatGPTから作成):
Gems:Google社 (Geminiから作成)
特徴:
定型の質問から、出力(回答)させるという仕事を、毎回一からチャット欄にかきこまず、ワンクリックで呼び出せる。
5. バイブコーディング 【ソフト開発・構築】
概要:
プログラミング言語の文法を書くのではなく、AIに対して「〜なWebアプリを作って」「このエラーを直して」と自然言語で直感的に指示を出しながら、ソフトウェアを組み上げていく開発手法。バイブとは、英語のVibration(振動)からきた言葉で「雰囲気」「ノリ」のような意味です。よく聞くサービス別:
OpenAI Codex:OpenAI社
Claude Code:Anthropic社
Google Antigravity:Google社
Cursor:Anysphere社
Windsurf:Windsurf社(旧Codeium社)
※私は冒頭の2つを使っています。特徴:
テキストやアイデアの出力にとどまらず、実際のファイル操作やデバッグまでAIが自律して行う点。チャット画面からコードをコピペすることなく、プロジェクト内の複数ファイルを横断的に作成・更新し、テストやエラー修正まで自動完結させて「動く成果物(Webサイトやアプリなど)」を直接手に入れられます。事例:私の活用例です。アプリは今公開していませんが…
6. AIエージェントの構築 【自律的なタスク遂行】
これはまだ、私も着手したところです。詳しくないので、ザツな説明になります!AIエージェントは指示・目的を与えるだけで自律実行するAIです。
概要:
人間が細かく指示を出して対話(やり取り)を繰り返すのではなく、達成したい「目的」や「タスク」を与えるだけで、AIが自ら計画を立て、判断し、一連の作業を完了まで自動で進めてくれるシステムです。
主なサービス別:
Claude Code:Anthropic社
Google Antigravity:Google社
OpenAI Codex:OpenAI社
上の三者の違い:
3者には違いがあります。これは今日時点の、私の感触ですが…。
まず「バイブコーディング」で紹介したClaude Codeは、まさにこの「AIエージェント」の代表例。プログラミングに限らず、自律してファイル操作やコマンド実行、リサーチまでこなす機能を持っています。ユーザーがログインしたWebページに入り、登録や入力も代行します。OpenAI Codexは、他と違って画像生成が得意なので、図解やAI漫画生成の用例をよく聞きます。Google Antigravityは、Google系のエージェント型開発環境として、アプリ作成や自律的な作業に使えます。私の場合は、Obsidianのようなメモ環境と組み合わせて、作業結果やナレッジを整理する使い方も試しています。比較:
AIエージェントとバイブコーディングを比較してみます。
事例:
systeme.ioのメルマガスタンド設定の複数のジョブを、ほぼ「やって」だけで自律的に処理してくれた例。
まとめ
AIツールには、これ以外にも、特定の機能に特化したものが多くあります。例えば、スライド作成に特化したGemini。音楽をつくるのに便利なSuno。英語の読み上げリーダーNaturalReader。イラスト生成のMidJourney。
ですが、この記事では「相談・作業系」にしぼり、「ChatGPT」のようなチャット型のAIが、最近よくきく「AIエージェント」のような自律的なサービスに進化してきた様子をまとめたかったので、他のものは省いています。
一言まとめ
調べたい・整理したい ── 1 (検索) / 2 (チャット) / 3 (NotebookLM)
いつもの作業を楽にしたい ── 4 (カスタムAI: GPTs / Gems)
アプリやツールを作りたい ── 5 (バイブコーディング)
複雑なタスクを丸投げして自動化したい ── 6 (AIエージェント)
何かに使えるかも!
多くの方は「5や6を使う必要はないなあ」と思うかも。ですが、ホントに使えるシーンはないでしょうか。
まずは一旦、上のような分類で理解しておき、少しずつAI情報に慣れて使っていくと、やがて、5や6の情報を耳にした時に「アレに使える!」と思えるシーンに遭遇するかもしれません。
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